選手引退及びフィットネストレーナー就任のお知らせ
この度、東京ヴェルディBS No.14 川口 敬介選手が、2024シーズンを持ちまして、選手を引退することになりましたのでお知らせいたします。
川口選手は、東京ヴェルディBSにチーム創設当初の2017年より2024年の8年間在籍し、国内主要の全国大会など数々の試合で、長きに渡りチームを支え、多くの勝利に貢献されました。
これまで本当にありがとうございました。
合わせて、2025シーズンよりフィットネストレーナーとして就任し、今後はスタッフとしてチームをサポートいただきます。
これからも宜しくお願い致します。
川口 敬介選手よりコメント
2024シーズンを持ちまして川口敬介は、ビーチサッカー選手を引退致しました。
中学1年生の頃ヴェルディ相模原に入団して様々な理由もあり1年生の途中で退団しました。
僕自身は、残ってプレーを続けたいと思いましたが中学1年生では、どうしようもできない面で退団をしましたその後は、地元の街クラブの座間FCに入団して中学生の頃をプレーしましたが高円宮杯の神奈川県予選や違う大会でヴェルディ相模原の皆と同じ会場になる事が何回かありました。
その時普通辞めてる奴なんか覚えてないと思いましたがそうではなく敬介元気か?戻ってこいよ!などの声かけをしてくれたのを今でも鮮明に覚えています。ヴェルディの試合が終わってるのに僕1人しか出てない試合を皆が残って見てくれていたのも覚えています。
その後は、小田原の相洋に進みプレーして大学は松蔭へ行きプレーをしました。松蔭では、ライフキネティックスコーチの植田さんが敬介に会うからと平塚に連れて行ってもらいビーチサッカーをしました。それが初めてビーチサッカーに触れた瞬間でした。
皆さんは、砂だから難しいと言うけれど僕は、逆でした、砂だから自分の好きなかっこいいプレーが好きなだけできると思ったのを今でも覚えています。大学まで行ってサッカーをしてましたがどこか飽きていてそんな自分をまた初心に引き戻してくれる感覚でした。
その後は、大学のキーパーコーチの若田コーチにもビーチ向いてるよ。と言われてやろうと決意しました。当時はプロ選手を目指して練習参加やトライアウトを受けていましたが、大学を中退しなければいけない問題が出てきてしまいそのまま中退をしました。
プロに行くあてもなく考えていた中、ビーチサッカー選手なら本気で戦える環境があると思い植田コーチに頼んで植田コーチが所属するインテルの練習試合に行きチームに入れてくださいと言ったのを覚えています。
その時には、松蔭大学OBの日本代表の原口翔太郎さんとレオさんがいて、シュンスケキーパーコーチやレーヴェ横浜のタケルなどがいたのを覚えています。インテルの加入して少し練習をさせてもらったりしている中、ヴェルディができると言うのを聞きました。
その時僕は、すごいなヴェルディができるんだなとしか思って無かったです。みんな日本代表で構成されたチームだったのですごいなくらいの感じでした。
インテルで5ヶ月くらい練習をしていましたが、5ヶ月目くらいにオズさんと平塚でプレーする機会がありました。自分は、高校生の頃フットブレインと言う番組を見てからオズさんを知っていましたが一緒にプレーするとは、思って無かったです笑
最初に一緒に平塚で練習させてもらった時本当に衝撃でした。砂の上であんなに芝生みたいにプレーする人は、はじめてみました。次元が違うと思いましたが少しでも近づけないかと必死で公園の砂場で練習したのを覚えています。到底近寄れなかったですが。
そんな事をしている中、翔太郎さんから一本電話が入りヴェルディに入れるぞと言われました。めちゃくちゃ焦りどうしようと思いましたが、その当時インテルにいた山本さんに相談をしました。山本さんが敬介の思う道に行ってみなと言われ行こうと決断し、ビーチサッカーを初めてほぼ半年経つか経たないかの選手が日本のトップクラスの集団の中に飛び込んで行ったのを覚えています。
入った当初は、ゆうさん(河合選手)や大場さん、オズさん、後藤さん、などに怒られて揉まれて何がなんでもクビになっちゃいけないと思い死に物狂いにプレーしました。
またベルナルドさんが全国大会の時加入した時の紅白戦を思い出しますが、この紅白戦レベル違いすぎるだろと思いました。みんなが頭3個も4個も抜けている中、自分に何ができるんだろと考えて色々とプレーを模索しました。
当時は、ALAをやっていたのでとにかくボールに触らなくてもおとりになって、上手い選手に気持ち良くプレーしてもらおうと思い一緒懸命に走るスタイルでした。その後は、もっと目立たないとダメとオズさんに言われてオーバーヘッドを意識して試合で打つのを頑張っていました。
1年目は、様々自分を考える年でした。2年目からの話をするとめちゃくちゃ長くなってしまうかなと思うので一年目だけにしておきます。若手の選手には、一年目僕もこうだったんだよって知ってもらいたいなと思います。
中学生でヴェルディやめて、畑を変えヴェルディに戻ってくるのは、緑の縁がないと戻れないと思っています。
この縁をこれからも大事にして、次のステージに行っていい結果を報告できる様に頑張ります。
またトレーナーとしてチームにも関わりますので、全力で選手の体をサポートして行きたいと思っています。
8年間お世話になりました。
これからもよろしくお願いします。